瑶里は景徳鎮からおよそ50キロ、瑶河とも東河とも呼ばれる川の両岸に広がる村です。水辺に家が並び、石畳の細道がその間を通り、橋が両岸を結びます。市内の工房を見た後に、磁器産業を支えてきた土地の様子をゆっくり知るのに向いています。
まずは川と村を歩く
個々の名所を目指す前に川沿いを歩いてみましょう。簡素な木橋、人々が座って話す屋根付きの橋、大きなアーチ形の道路橋が、川沿いに違った表情を見せます。造りだけでなく、日常の使われ方にも目が向きます。石畳の道は、かつて徽州と饒州を結ぶ交易路の一部でもありました。
白い壁、黒い瓦、高い防火壁が徽派建築の特徴です。程氏、呉家、張氏の祠堂や獅岡勝覧など、明清期に建てられ、後に修復された建物を探してみてください。煉瓦、石、木の彫刻にも見応えがあります。私宅の戸が少し開いていても、自由に入ってよいわけではありません。
陳毅ゆかりの旧居には、1937~38年の新四軍の瑶里での再編を紹介する展示があります。公開状況は現地で確認しましょう。旧商業街は、木造店舗が完全に残る町並みを期待する場所ではありません。建て替えられた家々もあります。
村の食事と磁器の記憶
珍珠米果、油糍、碱水粑などが土地の軽食です。碱水粑は米とアルカリ水を使う食品で、小さく切って炒めたり揚げたりします。黄褐色で歯応えがあり、白い餅とは食感が異なります。川辺で軽く食事を取ると、散策にも区切りがつきます。
瑶里の旧名は、窯を意味する字を使う「窯里」です。唐代には製陶工房があり、後には地元の磁器石や釉薬用の加工原料が景徳鎮を支えました。村の古窯の多くは残っていません。土産物の露店があるからといって、そこが古い工房だったとは限りません。年代の宣伝より、品物の作りを見て選びましょう。
北へ約3キロの繞南へ
繞南は瑶里の北約3キロ。臥龍潭からは東河沿いに道路が続きます。道路を歩くなら交通状況を確認してください。村には徽派の合院住宅、屋根付きの橋、低い石の堰があります。
水碓は、磁器製造の目立たない工程を教えてくれます。石を砕き、洗い、沈殿させ、加工して乾燥した塊を釉薬の原料にしました。実演が必ずあるとは限らないので、装置が動く日を事前に確認しましょう。
周辺には南宋後期から明代にかけて使われた龍窯などの遺構もあります。遺跡への入場や陶芸体験は、一般の入場券に含まれると決めつけず確認しましょう。
景徳鎮へ戻る途中の高嶺
高嶺は磁器の原料と結び付く場所です。その粘土が景徳鎮を支え、国際的な用語「カオリン」も地名に由来します。旧採掘地は、完成した器だけでは見えない産業の一面を伝えます。
景徳鎮発のバスは、古い発着場所や便数に頼らず、現在の運行情報を調べましょう。現在の経路、最終便、瑶里・繞南・高嶺の間の移動を出発前に確認してください。複数箇所を回るなら車の手配も一案です。停車地と帰りの条件を先に決めておきましょう。
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